編集方針

どのテーマを扱い、数値をどう作り、何を確認してから公開しているか。誤りが見つかったときにどうするか。すべてここに書いています。

最終改定 2026-08-13

テーマの選び方

「どこから?」の形で問える題材のうち、一次情報にたどり着けるものだけを扱います。 具体的には、次のいずれかが揃っているものです。

  • 法令・政省令・公的機関が公開している定義
  • 政府統計として公表されている度数分布(階級ごとの件数)
  • 公的機関・学術機関が公開している調査結果

逆に、次のものは扱いません。 まとめ記事やSNSの言説を出典にすると、 元をたどれない数字を増幅するだけになるためです。

  • 出典が他のまとめ記事しかない数字
  • 調査の方法・対象・時期が公開されていないアンケート
  • 母集団が不明なランキング

ページ数を目標にしません。 薄いページを60本作るより、検証できるページを25本作る方が、 このサイトの目的にかないます。

数値の作り方

このサイトの数値は、人が手で書き込むことはありません。 手順は次のとおりです。

  1. 公表資料(Excel・PDF・法令本文)から、一次データだけを書き写す
  2. 書き写すのは階級の区切りと件数、あるいは条文の定義値のみ
  3. 「上位◯%はいくらから」といった値は、プログラムが分布から計算する
  4. ページには、計算結果と一緒に元の度数分布も掲載する

この順序を守る理由は単純で、人が数字を書ける場所を作らないためです。 「たぶんこのくらい」で書かれた数字は、あとから見て区別がつきません。 計算する仕組みしか無ければ、その事故は起きません。

段階 誰がやるか 残るもの
一次データの書き写し 人(出典・調査年・母集団も同時に記録) 変更履歴として全て記録されます
境界値の算出 プログラム 手法名がページに表示されます
本文の執筆 人(数値は本文に直接書かない) 数値は算出結果を参照します

公開前に止まる仕組み

公開の直前に、自動の検査が走ります。 次のいずれかに引っかかると、その場で公開処理が失敗し、サイトは更新されません。

  • 出典・母集団・調査年・算出方法のいずれかが欠けている
  • 出典のURLや発行者が記録されていない
  • 度数分布の合計が母集団と大きく食い違っている
  • 階級の区切りが重なっている、または隙間がある
  • 推計値なのに手法が書かれていない

方針を守るかどうかを、書き手の注意力に任せていません。 守れていないものは公開できないようにしています。

推計の扱い

公表統計は、階級(100万円ごと、など)でまとめられた形で出ます。 「上位10%はいくらから」を知るには、階級の中のどこかに線を引く必要があり、 その線は必ず推計になります。

推計であることを隠しません。推計値には印を付け、 どの手法で出したかをページに明記しています。 手法ごとの性質と限界はデータ利用方針に書いています。

そして、推計に無理があるものは作りません。 分布が公表されていないテーマで「上位◯%」を出すことはしません。 その場合は、なぜ算出できないのかを本文で説明します。

更新と鮮度

扱っている統計の多くは年1回の公表です。 新しい調査年のデータが出たら、そのつど差し替えます。

各ページには調査年最終確認日を出しています。 「サイトを更新した日」ではなく「そのデータを確認した日」です。 中身が変わっていないのに更新日だけが新しくなることはありません。

更新の見落としが最大の信頼性リスクだと考えているため、 次の公表予定を過ぎたデータは運営側に警告が出る仕組みにしています。

訂正の方針

誤りが見つかった場合の対応は、内容によって分けています。

内容対応
数値・出典・定義の誤り 該当ページに何をいつ訂正したかを明記して修正します。黙って書き換えることはしません。
誤解を招く表現 表現を改めます。内容が変わる場合は訂正として記載します。
誤字・脱字・リンク切れ 記載なしで随時修正します。

ご指摘はお問い合わせフォームから受け付けています。 誤りの指摘は、返信より先に確認と修正を優先します。

広告と編集の関係

このサイトは Google AdSense による広告を掲載しています。 広告は運営を続けるための費用にあてています。

広告の出稿者が、掲載する内容や数値に影響することはありません。 表示される広告は自動で選ばれるもので、 運営側が特定の広告主のために題材や結論を変えることはありません。

広告と本文は見た目で区別できるようにしています。 また、ページの答え(一言回答)より上に広告を置かない方針です。 知りたいことが最初に見える状態を、広告より優先します。

制作にAIを使っています

ページの制作・文章の執筆・プログラムの実装には、生成AIを使っています。 隠すことではないので書いておきます。

そのうえで、AIにも数値を書かせない設計にしています。 文章を書くのはAIでも、境界値はプログラムが分布から計算した結果しか使いません。 AIが「たぶんこのくらい」と書いた数字が混ざる余地を、 仕組みの側で塞いでいます。

一次データの書き写しと、出典の実在確認は、公表資料そのものに当たって行っています。