オープンエンド階級
おーぷんえんどかいきゅう
- 上限のない階級
- 開いた階級
度数分布の最上位にある、上限が示されていない階級のことです。
「2,500万円を超える人が何人」とは分かっても、 その中に3,000万円の人が何人いて、1億円の人が何人いるのかは公表されていません。
なぜ上限が無いのか
高い側は人数が少なく、細かく区切ると個人が特定されうるためです。 統計の公表では、対象者を守るためにこうしたまとめ方が行われます。
上位1%はここに落ちることがあります
上位1%のような外側の境界は、しばしばこの階級の内側に入ります。 中の分布が分からないので、そのままでは値を出せません。
このサイトでは、裾の減り方を推定して延長する方法(パレート裾推計)で値を求め、 推計値であることを明示しています。
図には描きません
このサイトの分布図は、上限のない階級を描いていません。 幅が分からないため、面積を正しく描けないからです。 描かないことで「ここから先は公表されていない」ことを図でも示しています。
下の側が開いていることもあります
このサイトが扱う統計では上限のない階級がほとんどですが、 「◯◯未満」という形で下限のない階級もありえます。 どちらも中の分布が分からないという点では同じです。
この階級が広いほど、言えることが減ります
最上位の階級に入る割合が大きいほど、その内側を推計する幅は広くなります。
世帯年収の統計では「1,000万円以上」に全体の1割以上が入るため、 上位1%のような外側の位置は算出していません。 推計の幅が結論を変えてしまう領域には踏み込まないという判断です。